死について

93歳の母親が入院している

そもそもは介護施設誤嚥性肺炎にかかり

救急で入院したことが始まりだったが

検査をしているうちに

胃がんも発見され

まもなく食事を摂ることもできなくなった

 

かれこれ2ヶ月近く食事はしていない

点滴のみで生きながらえているわけだ

外科の先生は胃がんを発見した時点で

余命2週間と言っていたそうだ

その2週間はとうに過ぎている

 

それでも数日前に血圧が70台まで下がり

いよいよ心の準備が必要かと思う事態になったが

これもまた復活し

引き続き点滴のみで生きながらえているのだ

 

しかしながら、最近は口に酸素マスクを当てられ

身体を起こしてもらうこともなくなり

見舞いに行くと「おーい、おーい」と人を呼び

「起こして欲しい」と叫んでいる

今日などは

「起きられなくて困った、助けて~助けて~」と叫ぶのだ

まだ生きる意欲があることを感じるが

もとの元気な体に戻ることは不可能だと思う

 

死について、いろいろ考え始める私

インターネット上にも死に関する記事がたくさんあることを知った

死を迎える準備

これは重要なプロセスのようだ

無理に現実に引き戻すことがよいのか・・・

今日はそんなことを迷いながら見舞いに行った

 

まだ母は死を迎える準備ができていない気がする

本人ががんばるだけがんばって

死を迎える準備が整うことをひそかに願う

 

でも、もうちょっと生きていてね。。。

私も心の準備ができてないから。。。